お付き合いについて

わたしはわたしのもので、あなたはあなたのものです。

互いに互いを所有したい方とのお付き合いには向いていないということが、ようやく分かってきました。

そういったお付き合いが好きな方もいるでしょう。全く批判するつもりはありません。ただ、わたしはそうでないというだけのことです。好きな味が異なるというだけです。

メディアで流れる「お前は俺のものだ」といったセリフにきゅんきゅんする登場人物がいると、とても可愛いと思います。ただしわたし自身にそういった言葉が、行動が、向けられてしまうと足先からずぞぞと寒気が這い上がります。逆も然りで「僕は君のもの」に嬉しいと思えなくて申し訳なくなったことがあります。わたしの中で所有と制限という言葉は近い肌触りをしているからでしょう。同じ気持ちを返せない自分には何かが欠落しているのではと他者とわたしを比べてみたりもしました。

まあ、もう開き直っちゃったわけですが。

少しだけ格好つけさせてください。

永遠に誰かのものにならないんです。わたし。んふふ。

あなたが欲しいより、あなたといたいを共有できる方とのお付き合いが、向いているように思います。

知らんけど。