かにのにかブログ

日々のモノローグ置き場。

熟考症候群

カイシャなるもので受けた非認知能力なるものを測るテストへの不信感の謎が解けたので記念に記しておく。

形式はこう。

何やら抽象的な、答えがないお題への自分の考えを五分以内に80字で書きなさい。

例えば、貴方は18歳になった日におじいさんから箱をもらいました。その箱の中には、貴方が心の底から感動する(軽々しく感動とか使ってんじゃないよ、けっ)贈り物が入っていました。50才になった時貴方は孫に向けて箱に贈り物を入れます。それは何ですか?理由も踏まえて80字以内で書きなさい。みたいな。興味ある人は円盤形教材でググってみて欲しい。

これを3問やって、貴方はこんな人です、てのがわかる、らしい。人間が採点し、書かれた言葉を分析する、らしい。

その場で苦し紛れに書いた言葉の何がわたしを表してくれるだろうか。一つのアイデアを一度ならず二度三度と眠らせた思考の発酵の末に生まれた文章を、そのための道行を好むわたしにとって上記のテストはチープなカップラーメンみたいなものだ。それなりに美味しいけど、それ以上のものを知っているし、本物ではない感覚を拭いきれない。チープな言葉をご丁寧に分析するなら丁寧な言葉を書かせてくれ。

しかしビジネスのセカイでは素早いアウトプットを求められる。上司のわたしへ口癖は「遅くない?」だ。即答ができないことは私の弱みで、そんなことはわかっている。

 

テストの結果をチラリとみたけど、これが本当に自分を表しているとは思えず、ここで遠吠えしている。オオカミになりたい。