おにぎりのラップ
わたしのカラダはおにぎりの包み紙みたいなものだと言い切りたいのだけど。大切なのは中身でしょうと、よく味わってと、言い切りたいのだけど。
女という皮を自分に被せている気でいるのに、外見も飾りたいし素敵だと言われたいし、シャカイで認められたいし褒められたい。
忌々しくも女のカラダはどこまでもわたしのもので。
少し新しい環境に慣れないだけでカラダにブツブツが出来るしむくみで靴はきつい。
こんな時になかみとそとみが不可分なのだと思い知らされる。バラバラでいたいのに一緒にいなくちゃいけない。
ま、皮の着ぐるみ脱げたところでグロテスクな色のぐちゃっとしたものが出てくるだけだろうけど。