かにのにかブログ

日々のモノローグ置き場。

卒業に寄せて

何を思うのだろうと、いくらかわたしを面白がりながら卒業式に参加をしました。

愛する友人、後輩、夜更かし、惰眠、読むのに割ける時間との別れを惜しみ、文学を愛する大人の話を聞いて、真摯に言葉を紡ぎ続けようと、再確認した1日は読点の、ようなものになりました。

敬愛する担当教授は、まとまった時間は取れなくなってしまうかもしれないけれど、新しい生活を始めることが良い影響を与えてくれるでしょう、おめでとうと、ゆったりと微笑まれたので、単純なわたしはシャカイジンになることは、嫌なことばかりではないかもしれないと、さらなる読みの世界へと想いを馳せるのです。

 

最後という名のついた魔法の靴を履き、晴れ着の力も借りて少し身軽になったわたしは、幾人かの想い人と卒業後の約束をして、いつもは酔わないチューハイでふわふわと浮かれた足取りで帰途につきました。